TAO MANAGEMENT GROUP _ OFFICE ENTRANCE - KANAGAWA

TAOマネージメント・グループ _ オフィス・エントランス - 藤沢/神奈川

2018

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オフィスのエントランスというほんの一角のスペースを与えられた。顔となる入り口として、来訪するクライアントと彼らに応える者との間に、デザインとして何が添えられるかである。

業務の性格上、厳格さと品は備えていたい。シャープにラインが走る堅い造形がベースを作り、暖かみを持つソフトな色合いの仕上げで包み、デコレーションによってふわりと揺らぐ光と影の漂う情味が付された。

 

平面で30°、入口ドアに対して斜めに振られたサインのある壁は、壁一枚に込めるシンプルなデザインの所為である。それは、外からの人々の視線と来訪を正面で構えずに慎ましく受け止め、同時に奥へのアプローチを自然と促すように在る角度となる。

 
TAO MANAGEMENT GROUP _ OFFICE ENTRANCE - KANAGAWA
TAO MANAGEMENT GROUP _ OFFICE ENTRANCE - KANAGAWA

床と天井の狭間を浮揚する連なる輪は、触れると揺らめく繊細なオブジェクト。それらから醸成されるもう一つのオブジェクトである影が、何倍にもなった幻影的な掴めぬ存在感へ姿を転換する。ニッチに置かれたオブジェクトはコンクリート。その斜めに上る段とニッチの斜めのラインは照応し、上部に乗ったゴールドの輪は先のオブジェクトと呼応する。

ここには、「硬さ」「柔らかさ」「重さ」「軽さ」「シャープさ」「丸さ」「浮遊」「光と影」、それぞれのキャラクターたちの主張する違った個が混在する場所。しかし、作られた空気は、それら異種なもの同士が認(したた)まったものである。その状況は、このオフィスが、様々な施主と事案に応えていることと似たような気がする。この細やかなプロジェクトは、そんな彼らの姿勢に添えるものである。

TEXT by NOBUAKI TANAKA

 

TAO MANAGEMENT GROUP _ OFFICE ENTRANCE

(TAO マネージメント・グループ_オフィス・エントランス)

 

LOCATION:

FUJISAWA, JAPAN (藤沢、日本)

 

CLIENT:

TAO MANAGEMENT GROUP (TAO マネージメント・グループ)

https://www.tao.or.jp/ 

DESIGN(設計・監理): スタジオ・ニーネ 田中伸明

INTERIOR DECORATION: スタジオ・ニーネ 眞榮城雅子

STUDIO NINÉ © Copyright 2020, All Rights Reserved

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